
アラカン紳士さん
「海へ…」という洗剤が気になっておりますの
でもすすぎ0回なんて…
汚れが残りそうで怖いですわ

マダム、わたくしも同じでしてな
「海へ…」を3年使っていながら
ずっと1回すすいでおりました

まあ!
3年も試さずに…ですの?

匂いが残る気がして、なんとなく避けておりましてな
先日ようやく0回を試したのです
結果は、拍子抜けするほど何ともなかったですぞ
「海へ…」は、すすぎ0回でも汚れが落ちます。
我が家は3年間、なんとなく気になって、毎回すすいでいました。
先日はじめて0回を試したところ、
・濡れたときの手ざわりも
・干している間の臭いも
・乾いたあとの臭いも
1回すすいでいたときと変わりませんでした。
ガンをきっかけに「おおむねヴィーガン生活」を始めたアラカン紳士です。
ヴィーガン歴は9年になりますが、今では最高の体調で、スポーツや旅行を楽しむ生活を送っています。
洗濯洗剤を「海へ…」に変えたのは2023年の冬で、義姉にすすめられた1本がきっかけでした。
ただし、落ちない汚れはあります。
襟や袖の皮脂と食べこぼしのしみは、海へ…だけでは落ちません。
我が家では予洗いと部分洗いで補っています。
公式が掲げる環境効果の7つの数字も、そのまま信じずに確かめました。
出どころが国際機関の報告書なら報告書そのものを読み、洗濯時間や電気代なら我が家の洗濯機で測りました。
そのまま受け取っていい数字と、すすぎ0回にして初めて成り立つ数字と、少し割り引いて読む数字があります。
- すすぎ0回を試した我が家の結果(手ざわり・干している間・乾いたあと)
- 海へ…で落ちる汚れと、落ちない汚れ
- 洗濯槽のカビ・手荒れ・値段・自動投入機能のこと
- 1回の洗濯にかかる洗剤代
- 公式の環境効果の7つの数字の読み方(そのまま受け取っていい数字と、割り引いて読む数字)
海へ…の洗剤とは|3年使っている我が家の使い方

海へ…は、福岡のがんこ本舗が作る洗濯洗剤です。
中身の8割は水で、洗浄成分は植物由来のものが16%だけ入っています。
我が家は2023年12月から3年近く、縦型の洗濯機で毎日使っています。

海へ…の成分は、公式サイトのFAQに割合まで書かれています。
- 界面活性剤(汚れを水に溶かす成分)は合計16%で、残りの80%以上は純水
- 界面活性剤の中身は、ココヤシ由来の高級アルコール系9%と、ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド7%
- 香りのもとはラベンダー・ベルガモット・ホオリーフの精油1%。
香りづけではなく、防腐剤の代わり - 動物由来の成分は入っていない。
由来植物はヤシ・パーム・トウモロコシ・サツマイモ・ラベンダー・芳樟・ベルガモットの7つ
液性は中性で、綿・麻・合成繊維のほか、ウールやシルク、ダウンも洗えます。
パーム油のことは、環境効果の章で書きます。
公式のFAQに「精油は重量が軽いため、乾かすと気化して香りは消えてしまいます」と書かれているとおり、乾いた洗濯物にラベンダーの香りは残りません。
乾いてもほんのり香ってほしいというのが本音ですが、香りを残す作りにはなっていません。

我が家の使い方は、次のとおりです。
- 洗濯機は縦型
- 1回の洗濯に入れる海へ…は6プッシュ(約6mL)
- 柔軟剤は使わない
- 洗濯は基本1日1回。
週に2〜3回は1日2回、月に1回ほど1日5〜6回の日がある - 買い方は公式オンラインストアの定期便で、詰替パック380gを3袋ずつ
公式の目安は「水30Lに対して小さじ1杯の5ml」で、海へ…のポンプは1プッシュで約1mLです。
縦型で1回分をまとめて洗う我が家では、6プッシュで十分です。
近所のお店には売っていません。
3袋だと使い切る前に次が届くことがあるので、届く前に1回スキップして調整しています。
柔軟剤を買わなくなったので、洗剤まわりの買い物は海へ…の定期便だけになりました。

海へ…の詰替パック380gは、公式ストアで2,552円です。
我が家では詰替1袋が1.5〜2ヶ月もちます。
ほぼ毎日洗濯する我が家で、洗濯1回に使う洗剤代は30〜40円です。
洗剤代は1回30〜40円で、柔軟剤代はゼロです。
注意したいのは使用期限です。
公式のFAQでは、開封後は約半年とされています。
洗濯の回数が少ない家でまとめ買いをすると、半年で使い切れずに余らせます。
海へ…のすすぎ0回は本当に大丈夫?3年間試さなかった我が家が試した

海へ…はすすぎ0回で使える洗剤です。
けれど我が家は、3年間ずっと1回すすいでいました。
理由は「匂いが残る気がする」というイメージだけで、試したことはありませんでした。
先日はじめて0回を試したところ、1回すすいでいたときと何も変わりませんでした。

がんこ本舗の公式FAQは、すすぎが要らない理由を2つ挙げています。
- 再付着防止剤
洗いで衣類から離れた汚れは再付着防止剤に包まれ、衣類と反発して戻らない、と説明されています - 界面活性剤の量と洗剤の使用量が少ない
残る洗剤の量が少ないから、すすがなくても差し支えない、という理由です
洗剤の入った水が布に残るのでは?
と心配になりますが、残るのは布にしみ込んだ分だけです。
洗濯槽にたまった水は、脱水の前に排水されます。
そもそも海へ…は、もともと洗剤の量が少ないので、洗濯の水が残っても差し支えありません。
海へ…に入っている界面活性剤は、一般の洗剤の10分の1です。
普段着なら、洗いの水にとけ出す汚れはわずかです。
その水が残って乾いても、我が家では匂いも手ざわりも変わりませんでした。
泥や汗で洗いの水がにごるほど汚れた日は、その日だけ1回すすげばよいと考えています。
同じFAQに、すすいでもよいとも書かれています。
「汚れやニオイが気になる場合」は試しながら程よい洗い方をつかんでほしい、というのが公式の姿勢です。
ドラム式の洗濯機は、公式がすすぎ1回を推奨しています。
0回で使えるのは縦型の話です。

我が家は、ずっとすすぎ1回にしていました。
「0回だと匂いが残っているような気がする」というのが理由です。
試したうえでの感想ではなく、心理的な抵抗感です。
洗剤を入れた水をそのまま脱水するのは、なんとなく気持ちが悪かったのです。
がんこ本舗が掲げる環境効果の数字は、あとで書くとおり、ほぼ全部が「すすぎ0回」を前提にしています。
環境のために選んだ洗剤なのに、3年間、すすぎ0回という前提を満たしていませんでした。
すすぎ1回分の水を、3年間流していたことになります。
同じところでつまずいている人は多いはずです。
0回でいいと書いてあるけれど、なんとなく嫌
という感覚は、理由を説明できるものではありません。
今回、記事を書くにあたって、0回を何度か試しました。

確かめたのは3点です。
濡れているときの手ざわり、干している間の臭い、乾いたあとの臭いです。
結果は3点とも、1回すすいでいたときと変わりませんでした。
- 濡れたとき:洗濯物を手に取っても、ぬるっとした感じやツルっとした感じはない
- 干している間:精油の香りも、タオルや服についた臭いもしない
- 乾いたあと:何の臭いもしない
1つだけ正直に書いておくと、乾いたあとに皮脂の臭いが少し残っている物はありました。
ただし皮脂の臭いは、すすぎ1回のときにも同じように残っていた物です。
すすぎを減らして増えた臭いではありません。
感想は「意外と大丈夫だった」で、我が家はすすぎを基本0回に切り替えました。
洗濯にかかる時間はすすぎ1回分だけ短くなり、水道代と電気代もそのぶん減っているはずです。
極端に汗をかいた服や、何日も溜めた服は別ですが、日常の洗濯は0回で困っていません。
試して1回に戻した人もいる

2021年に海へ…を試したブログには、
濡れた洗濯物の表面がツルっとしていて違和感があった、部屋干しでいつもより臭った
という記載があります。
乾くと手ざわりも臭いも気にならなくなったが、
結局は「普段はすすぎ1回」に落ち着いた。
とも書かれています。
我が家では起きなかった違和感が、別の家庭では起きています。
がんこ本舗も「お洗濯環境はいつも同じではない」と書いており、
0回が合わなければ1回にすればよい
と説明しています。
海へ…の汚れ落ちと臭い|落ちるもの・落ちないもの

海へ…で日常の汚れは落ちます。
落ちないのは、襟や袖の皮脂、ファンデーション、食べこぼしのしみです。
落ちない汚れは予洗いと部分洗いで補っています。
3年間使用した結果を、表にまとめました。
| 汚れの種類 | 海へ…だけで落ちるか |
|---|---|
| 日常の汗や汚れ | 落ちる |
| 部屋干しの臭い | よく乾けば臭わない |
| 襟や袖の皮脂汚れ | あまり落ちない |
| ファンデーションの汚れ | あまり落ちない |
| 食べこぼしのしみ | 落ちない |

毎日の洗濯で出る汗や汚れは、海へ…だけで落ちています。
正直な感想は「汚れ落ちはイマイチかも知れないが、日常の汚れは落ちている」です。
落ち具合を絶賛する感想ではありません。
けれど3年間、洗い直しが日常になったことはなく、やめようと思ったこともありません。
部屋干しの臭いは、よく乾けば出ません。
海へ…で部屋干しの臭いが問題になったことは、我が家ではありません。
公式は「汚れが衣類に戻らない」と説明していますが、我が家で確かめられたのは臭いが出ていないという結果だけです。

襟や袖の皮脂汚れと食べこぼしのしみは、海へ…だけでは落ちません。
ファンデーションの汚れも、あまり落ちません。
海へ…の界面活性剤は一般の洗剤より少ないので、油の汚れに弱いのは仕方のないところです。
落ちない汚れに対する我が家の対処法は2つです。
- つけ置き・予洗い
ひどい汚れは過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)でつけ置きするか、予洗いしてから洗濯機に入れる - 海をまもるシャチッとスプレー
同じがんこ本舗の部分洗い用。
襟にスプレーして20分以上おいてから洗濯機に入れると、海へ…だけでは残った皮脂が落ちる
普段は海へ…を使用し、落ちないときはスプレー、という組み合わせは、がんこ本舗が公式に推奨している使い方です。
スプレーは本体300gで3,388円と安くはありませんが、公式にはワイシャツの襟なら300枚分とあります。
洗浄力だけを見た感想は「もう少し強くてもいいかも」です。
海へ…は、洗浄力の高さで選ぶ洗剤ではありません。

柔軟剤を使わないので、タオルはややごわつきます。
ふわふわの仕上がりにはなりません。
ふわふわにはなりませんが、我が家はそこを気にしていません。
タオル以外の仕上がりは、前の洗剤と変わっていません。
ラベンダーの香りは、乾くと残りません。
干している間もほとんど香りません。
公式が「気化して消える」と説明しているとおりです。
海へ…は、香りを楽しむ洗剤でも、ふんわり仕上げる洗剤でもありません。
香りのついた洗濯物が苦手な人には、無臭で終わるのはむしろ利点です。
海へ…のデメリットは?洗濯槽のカビ・値段・自動投入を確かめた

海へ…を買う前に知っておきたいことを、3つにまとめます。
- 洗濯槽のカビと手荒れ → 我が家では3年間なし
- 値段 → 袋は一見高いが、1回あたりの差は10円未満
- 自動投入機能は使えない、近所に売っていない → 毎回自分で6プッシュ入れる、定期便で買う

「海へ 洗濯槽 カビ」と検索する人が多いので、正直に書きます。
我が家の洗濯槽には、目に見えるカビも、ピンクのぬめりも、臭いもありません。
- 目に見えるカビ:なし
- ピンクのぬめり:なし
- 洗濯槽の臭い:なし
- 洗濯槽が原因で洗濯物が臭ったこと:なし
ただし「カビが減った」かは分かりません。
我が家は洗濯槽を定期的に洗浄しているので、海へ…のおかげかどうかを比べようがないのです。
言えるのは、海へ…に変えて洗濯槽のカビが増えた、という事実はない、ということです。
なお公式のFAQには、洗剤そのものにカビが紛れ込んで増えることがある、と書かれています。
洗濯槽ではなく、ボトルの中の話です。
がんこ本舗は防腐剤を入れてカビを防ぐことを「あえてしない」と決めており、異常があれば使いかけでも無償で交換してくれます。
手荒れは、3年間ありません。

袋の値段だけを見れば、高い洗剤です。
海へ…の詰替パック380gは2,552円で、ドラッグストアに並ぶ洗濯洗剤の詰替の2〜3倍します。
「もう少し安かったら良いのに」が本音です。
ただ、海へ…は柔軟剤が要らず、1回に使う量も6mLで済みます。
洗濯1回あたりで比べると、差はほとんどありません。
| 洗剤 | 洗濯1回あたり |
|---|---|
| 一般の液体洗剤 | 約18円 |
| 一般の液体洗剤+柔軟剤 | 約26〜31円 |
| 海へ…(柔軟剤なし) | 30〜40円 |
袋で見れば高く、1回で見れば同じくらい。
高いと感じながら3年間やめなかったのは、値段の差が毎日の洗濯では気にならない大きさだったからです。
これまでの洗剤で嫌だったのは、1回に使う量が多く、重いボトルを持って傾けて量ることでした。
5Lのボトルは置き場所も取ります。
380gの詰替パックはポンプ式のボトルに移して使うので、量る手間がなく、置き場所も小さくて済みます。

買う前に知っておきたいデメリットが1つあります。
海へ…は、洗濯機の洗剤自動投入機能に使えません。
公式のFAQに「洗濯機の自動投入機能自体をご使用頂くことはできません」と明記されています。
理由は3つ書かれています。
- 1回の使用量が少ないので、タンクに満量入れると半年以上タンクの中で保管され、品質に影響する
- 機種によっては乾燥のときにタンクへ蒸気が入り、カビが発生する恐れがある
- 洗剤の品質を保つため、その都度入れてほしい
自動投入が便利で洗濯機を選んだ人には、海へ…は向きません。
我が家の縦型は自動投入がないので、毎回6プッシュ入れています。
もう1つは、買える場所です。
近所のドラッグストアやスーパーには置いていません。
公式ストアかネット通販になるので、我が家は定期便にして解決しています。
開封後の使用期限が約半年なので、まとめ買いは洗濯の回数と相談してからです。
海へ…に変えたのと同じ理由で、野菜を洗うときも洗剤を使わず重曹で洗っています。
農薬が洗って落ちるかを実測データで確かめた話は、下記の記事にまとめています。
海へ…の環境効果は本当?公式の7つの数字を1つずつ確かめた

がんこ本舗は公式サイトで、海へ…に変えると得られる環境効果を7つの数字で掲げています。
7つの数字は、
・そのまま受け取っていい数字と
・すすぎ0回にして初めて成り立つ数字と
・少し割り引いて読む数字に分かれます。
元の資料と我が家の洗濯機で、1つずつ確かめました。
| 公式の主張 | 我が家の読み方 |
|---|---|
| 洗剤の使用量が一般の半分(10g→5g) | 適正 |
| 植物資源の消費が85%減(界面活性剤5g→0.5g) | 適正 |
| 洗濯時間が45分→20分 | おおむね当たっている(我が家は35分→22分) |
| マイクロプラスチックが17.5%減 | 減る方向は合っている。半分の根拠はない |
| 水の使用量が50%減 | すすぎ0回にすれば当たっている |
| 電気の使用量が30%減 | 当たっている(1回0.5円の差) |
| 衣類の寿命が2倍 | 計算の前提が示されていない |

公式の比較では、同じ量の水を洗うのに使う洗剤は、一般の洗剤の半分です。
洗剤の中の界面活性剤で比べると、一般の洗剤の10分の1になります。
我が家では1回6プッシュで洗えているので、量が少ないのは実感と合っています。
海へ…にパーム油は入っている?

成分表示の「高級アルコール系(9%)」は、ココヤシを主体に、パームヤシの油を10〜50%未満の範囲で混ぜて作られています。
パーム油は、
農園を作るためにオランウータンのすむ森が切り開かれている
と環境団体が長く指摘してきた油です。
3年使っている私も、海へ…にパーム油が入っていることを知りませんでした。
ただ、私はパーム油は「入っているか、いないか」より「どれだけ使うか」で見ています。
海へ…の界面活性剤は一般の洗剤の10分の1なので、パーム油の消費もそのぶん少なくて済みます。
森を切り開かずに作られたことを示す認証(RSPO)の記載は、がんこ本舗の公式サイトにはありません。
代わりに「界面活性剤を大幅に減らしたので、パーム油を含む植物資源の消費も85%減った」と書かれています。
認証はないけれど、使う量を減らすほうで取り組んでいる会社だと、私は読んでいます。

がんこ本舗の公式サイトは「海のマイクロプラスチックの35%は洗濯から出るが、海へ…ならその半分の17.5%を減らせる」と記載しています。
確かめることは2つです。
- 35%は本当に洗濯から出るのか
海のマイクロプラスチックには、できかたが2種類あります。
①タイヤのすり減りや洗濯で抜けた繊維のように、最初から小さな粒のまま海に出るもの
②レジ袋や漁網のような大きなゴミが、海の中で砕けて小さくなったもの
出典の国際自然保護連合(IUCN)の報告書が数えたのは①だけで、①の中で洗濯が占める割合が35%、という意味です。
がんこ本舗の書き方では、①+②を合わせた海全体の35%と読めてしまいます - すすぎを減らせば、洗濯から出る量は減るのか
報告書のどこにも書かれていません。
17.5%は、35%を半分にした試算で、報告書そのものにはない数字です
すすぎが1回減れば、そのぶん抜ける繊維も減ります。
減る方向は合っているので、17.5%という数字は目安として読めば十分です。

公式は「洗濯1回が45分から約20分になる」と書いています。
我が家の洗濯機で測ると、すすぎ2回で35分、0回で22分でした。
減るのはすすぎの工程だけなので、洗濯時間が何分になるかは機種しだいですが、半分近くまで縮むという公式の説明はおおむね当てはまりました。
電気の30%削減は、公式の計算で1回1.4円が0.9円になる話です。
毎日洗って1年で約180円。
割合で見ると大きく、金額で見ると小さい数字です。
衣類の寿命が2倍という数字は、すすぎ1回分のダメージが減る計算で、洗いと脱水のダメージは入っていないので、あくまで目安の数字です。
7つの数字は、すすぎ0回で使えばおおむね公式のとおりです。
1回すすぐ使い方だと、水と時間は公式のとおりには減りません。
洗剤メーカーが「洗剤を減らせ」と言う勇気

がんこ本舗は「地球洗剤プロジェクト」という取り組みで、「洗剤に頼らない暮らしの大切さ。
それには、洗剤を出来るだけ減らす工夫こそが大事」と公式サイトに書いています。
洗剤を売る会社が、洗剤を減らせと言っているのです。
同じサイトには、オンラインストアの送料を「炭素税」として環境保全団体へ寄付する仕組みも書かれています。
ただし寄付先と金額は「準備中」のままで、公開されていません。
洗剤に限らず、化粧品や日用品を選ぶときに見るのは、動物由来の成分・動物実験の方針・パーム油の3つです。
動物実験をしない化粧品の見分け方は、下記の記事にまとめています。
海へ…洗剤のよくある質問

本文で書ききれなかった疑問に答えます。
答えはすべて、がんこ本舗の公式FAQと我が家の使い方をもとにしています。
- ドラム式の洗濯機でも海へ…は使えますか?
- 使えます。
ただし公式はドラム式にすすぎ1回を推奨しています。
すすぎ0回で使えるのは縦型です。
- 海へ…は食器洗いにも使えますか?
- 使えます。
公式は、9プッシュ(9mL)を水191mLで薄めたスプレーを軽い汚れ用にすすめています。
我が家でも台所洗剤の空き容器に海へ…10mLと水200mLを入れて試しました。
感想は、泡立ちが少なく、汚れが落ちているかが分かりにくい、けれど食器のぬめりは他の洗剤より落ちた気がする、です。
食器洗い機には公式が「専用洗剤ではないため推奨できない」としています。
- 赤ちゃんの肌着やダウンジャケットも洗えますか?
- 洗えます。
公式FAQで赤ちゃんの肌着に使えるとされており、ダウンや防水透湿性素材は2012年に東京都の検査機関で試験した結果が公開されています。
ダウンを単体で洗うときの目安は水10Lに1プッシュです。
- お風呂の残り湯で洗濯しても大丈夫ですか?
- 公式は残り湯をすすめていません。
残り湯はミネラル分が多く、ミネラルの処理にも洗剤が使われて余計に必要になるからです。
残り湯を使うなら、水道水ですすぎ1回を、と案内されています。
- 使いかけの海へ…にカビが出たらどうすればいいですか?
- がんこ本舗に連絡すれば、使いかけでも無償で交換してもらえます。
防腐剤を入れずに作っているため、まれに洗剤の中でカビが増えることがある、と公式が説明しています。
おわりに|海へ…は「劇的ではないが、やめる理由がない」

海へ…を3年使って分かったのは、日常の汚れは落ちること、落ちない汚れは予洗いで補えることです。
すすぎ0回は先日はじめて試しましたが、問題ありませんでした。
値段は一見高く、香りは残らず、タオルは少しごわつきます。
劇的というわけではありません。
でも嬉しいのです。
我が家が海へ…を使い続ける理由は、次の一言に尽きます。
「うちの洗濯で出た汚水が川へ、海へ流れて、そこで生きる物たち、それを食べる生き物が苦しむのを、少しでも抑えられていると思うと、使っていて良かったと思う」
3年間、なんとなく1回すすいでいた我が家でも、試したら0回で大丈夫でした。
気になっている人は、まず1袋、そして1回だけ0回で試してみてください。
合わなければ1回すすげばよいだけです。
自分のペースでいきましょう。
我が家が使っている海へ…の詰替パックと、部分洗いのシャチッとスプレーです(広告リンクを含みます)。
定期便にしたのは、3年使って続けると決めてからです。
1袋だけ試すなら、Amazonや楽天でも買えます。
日用品の中でも肌に直接つける日焼け止めは、成分をとくに気にする人が多いところです。
ヴィーガンの日焼け止めについては、下記の記事にまとめています。
参考・出典
・がんこ本舗 公式オンラインストア「よくあるご質問」(成分・使用量・自動投入・使用期限・すすぎ・カビ・残り湯)
https://www.gankohompo.com/
・がんこ本舗「お洗濯でSDGs」(環境効果の7つの数字)
https://www.gankohompo.com/sdgs/
・がんこ本舗「地球洗剤プロジェクト」
https://www.gankohompo.com/chikyu/
・がんこ本舗「環境応援金」
https://www.gankohompo.com/donation/
・がんこ本舗「海へ…で食器洗い」2024年7月19日
https://www.gankohompo.com/news/20240719/6533/
・Boucher, J. and Friot D. (2017). Primary Microplastics in the Oceans: A Global Evaluation of Sources. IUCN(国際自然保護連合), Gland, Switzerland. 43pp.
・ぜいたくゆるミニマリスト「すすぎゼロで大丈夫?
効果を徹底レビュー」2021年(コラムで引用)
