当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ねえ、アラカン紳士さん。
鶴太郎さんは、お肉を一切食べずに暮らしているって本当なの?
ヨガと1日1食の生活は有名よね。

実は、そうではないんです。
ふだんは植物性の食事ですが、外で食べるときや、食べたくなったときは食べるそうですよ。
体の声に従う。それが鶴太郎さんのやり方です
はじめに|「変わること」に年齢は関係ない

ヴィーガンという言葉には、しばしば“若者文化”のイメージがつきまといます。
SNSや環境運動、動物愛護といった文脈の中で語られることが多く、「自分とは関係ない」と感じている中高年の方も少なくありません。
しかし、本当にそうでしょうか?
実は人生の折り返しを過ぎてから、自身の心と体に深く向き合い、食と暮らしを見直すことで、真の健康と安定を取り戻した一人の人物がいます。
それが、俳優・画家・書家・ヨガ実践者として多才に活躍する片岡鶴太郎さんです。
今回は、片岡鶴太郎さんの生き方を通して、アラカンから始めるヴィーガンの意味を考えたいと思います。
「完全ヴィーガン」は難しくても、「おおむねヴィーガン生活」なら、私たちにも十分取り入れられるヒントがあります。
なぜ完璧主義をやめて『おおむねヴィーガン』を選ぶのか、出発点を掘り下げた記事もあわせてどうぞ。
- 年齢を重ねてからでも、食と生き方を根本から変えることはできる
- “体の声を聞く”ことが、自然なヴィーガンへの第一歩になる
- 日本文化の中には、もともとヴィーガン的な価値観がある
- ヴィーガンは“我慢”ではなく、“表現”や“心の調和”につながる生き方
鶴太郎さんの1日のルーティーン|夕方5時に寝て夜11時に起きる

鶴太郎さんの1日は、2026年8月に公開されたYouTube番組「ReHacQ」の対談で、本人が詳しく話しています。
その話をもとに、寝る時間・起きる時間・食事の中身を順に見ていきます。

鶴太郎さんが寝るのは夕方5時、起きるのは夜11時です。
睡眠はおよそ6時間になります。
はじめからこの時間だったわけではありません。
ヨガの時間が1時間から2時間、4時間、5時間と延びるにつれて、夜中の1時や3時に起きていては間に合わなくなり、夜11時に落ち着いたそうです。
朝早くに出かける仕事がある日は、出発の9〜10時間前に起きると話しています。

起きてから朝5時までの約6時間は、ヨガの時間です。
呼吸法とアーサナ(ポーズ)を続けるうちにできることが増え、時間も少しずつ延びていったそうです。
※ 6時間は真似できなくても、朝のストレッチを5〜10分取り入れるところからなら始められます。

1日1食の食事は、夕方ではなく朝です。
ヨガを終えた5時半から、料理をしながら2時間半かけて食べます。
6時間体を動かしたあとなので、この時間にはお腹がぺこぺこだそうです。
- 旬の果物(夏ならさくらんぼ・スイカ・メロン・びわ)
- 塩ゆでした大豆を、カップ8分目の甘酒に入れて食べる
- ふきの煮物など、野菜が中心の煮物
- 炊きたての玄米に、砕いたごまとくるみ、梅干し2〜3個を入れたもの
- みそ汁とぬか漬け
- 最後に少し甘いもの
最初の果物は、水分を補って気持ちを落ち着けるためだそうです。
私の甘酒の飲み方は、甘酒の飲み方をまとめた記事で紹介しています。
この日の食事に、肉や魚は出てきません。
ふだんは動物性のものをあまり取らないものの、外で食べるときや、食べたくなったときは食べるそうです。
ドラマのセリフを覚える時期は、消化にエネルギーを使わないよう、なるべく野菜の精進料理にしていると話しています。

食べ終えて歯を磨いたら、そのあとは何も食べません。
持ち歩くのは白湯だけで、甘みの入った飲み物やコーヒーも取らないそうです。
夜の食事会には出ません。
誘われたときは、朝食か、11時から14時ごろまでのランチなら付き合うと話しています。
※ 白湯は、おおむねヴィーガン生活でも取り入れやすい習慣のひとつです。

夕方5時には布団に入ります。
寝るときはお腹がぺこぺこですが、その空腹がとても心地よいそうです。
仕事で夜中まで起きていた日でも、2時間ほど眠れば疲れがとれると話しています。
おなかに何も入っていないので、体の負担が少ないからだそうです。

片岡鶴太郎さんの生活は、一見するとストイックに見えるかもしれません。
けれど本人は「ストイックにやめたものは何もない」と話しています。
お酒も、やめようと決めたのではなく、ヨガを続けるうちに頭が痛くなり、体が受け付けなくなったそうです。
体の声を聞いて、いらないものを外していった結果が今の暮らしです。
私たちも、すべてを真似る必要はありません。
白湯を飲む、野菜中心にする、静かな朝時間を作る。
そうした小さな“取り入れやすいヴィーガン的習慣”からでも、暮らしと心が変わっていきます。
無理のない、自分らしいスタイルで。今日から一つでも、始めてみませんか?
鶴太郎さんのように丁寧に食を整えたい。
けれど、毎日の食材選びはやはり手間がかかるもの。
添加物を抑えつつ、忙しい日でも植物中心の食卓を続けたい方には、宅配サービスの活用もひとつの選択肢です。
57歳でヨガに出会う|きっかけは瞑想だった

鶴太郎さんがヨガを始めたのは、2011年ごろ、57歳のころです。
2023年のテレビ番組で「12年前から」と話しています。
きっかけは、ヨガではなく瞑想でした。
瞑想を教えてくれる先生を探して出会った今の師匠に、瞑想はヨガの最終的なところで、まず体を整え、心を整えてから瞑想で締めるのだと言われたそうです。
本人も、まさか自分がヨガをやるとは思ってもみなかったと振り返っています。
ヨガの時間はそこから少しずつ延び、2023年には1日4時間、2026年には約6時間になっています。
菜食になった理由|ヨガで体を学び、肉を欲しがらなくなった
食事が植物性中心に変わったのは、ヨガを始めて数年たってからです。
2017年の日本農業新聞のインタビューで、鶴太郎さんは「ここ2、3年はビーガン」と話しています。
理由として挙げていたのは2つです。
1つは、仕事ではスタジオやロケ先のお弁当が多いので、せめて家で食べる分はいい野菜をとりたいと思ったこと。
もう1つは、ヨガで体のことを学び、そのほうが良いと考えたことです。
たんぱく質は、豆とナッツ、とくにクルミでとっていると話しています。
つまり、ヨガを始めたのが先で、菜食はそのあとです。
本人のインタビューでは、動物や環境を理由に挙げた話は見当たりません。
その後、食べ方は少しゆるやかになっています。
2023年のテレビ番組では、家では菜食で、外では肉も魚も何でも食べると話しました。
同じ年の日刊ゲンダイのインタビューでは、ふだんは肉を食べず、月に1回のランチ会でいただく程度だと答えています。
肉を食べない理由として本人が話しているのは、年をとると肉を消化するのに体力がいるので、肉を欲しいと思わない、ということです。
決まりとしてやめたのではなく、体が欲しがらなくなった。
2026年の「ストイックにやめたものは何もない」という言葉とも重なります。
※ ヴィーガンへの入り口は、人それぞれです。
動物への思いや環境問題のほかに、鶴太郎さんのように体の声から始まる道もあります。
植物中心の食卓を続けるうえで、たんぱく質補給に悩む方は少なくありません。
下記の記事では、9年間続けて気づいた「えんどう豆プロテイン」の選び方をまとめています。
日本文化に宿る“ヴィーガンの原点”|精進料理・禅・マクロビ

片岡鶴太郎さんの暮らしぶりには、日本ならではの“食と心の美意識”が随所に感じられます。
実はヴィーガンという考え方は、遠い異国の流行ではなく、私たちの文化の中にも古くから根付いていたものです。
たとえば、仏教の教えに基づいた精進料理。
あるいは、禅の精神に通じる静かな食事の作法。
そして、自然と調和する食養生「マクロビオティック」。
それらはすべて、「命を大切にし、心と体の調和をはかる」暮らしの知恵です。
ここでは、鶴太郎さんのライフスタイルと重なる、日本の“ヴィーガン的文化”を紐解いてみましょう。

仏教に基づく精進料理は、もともと動物性食品を避ける文化です。
殺生を避け、旬の野菜や乾物を上手に使って、滋養に満ちた料理を作る。
※ これはまさに、日本的ヴィーガンの原点。
精進出汁や干し椎茸、昆布の旨味は今こそ見直したい伝統の味です。

禅の食事には「五観の偈(ごかんのげ)」という教えがあり、
・いただく命に感謝すること
・自分の行いを省みること
・心を落ち着けていただくこと
など、ただ食べるだけでなく “心の調え”も大切にされています。
※ 一口ごとに丁寧に噛む習慣は、ヴィーガンでなくともすぐに取り入れられる「食べる瞑想」です。

マクロビオティックは、「陰陽のバランス」「地産地消」などを大切にした、穏やかな食養生のスタイル。
鶴太郎さんの食卓にも、玄米や季節の野菜、発酵食品などマクロビに通じる考え方が見られます。
※ 「身体を冷やす食材を控える」「甘い物を控えめに」など、ほんの少しの意識で心身の調和が整いますよ。
芸術に映る“命へのまなざし”|ヴィーガン=自己表現でもある

鶴太郎さんの描く絵や書、俳句には、草花、動物、季節の自然などがモチーフとして多く登場します。
それらは華美ではなく、どこか静かで、やさしい。観ている人の気持ちも落ち着くような作品です。
「描くことも、食べることも、全部“内側を整える手段”」と語る鶴太郎さん。
※ ヴィーガン生活は、食事にとどまりません。選ぶ服、言葉、リズム、すべてが“やさしく丁寧に暮らす”ことにつながります。
- 片岡鶴太郎さんは何歳でヴィーガン的な生活に転向したのですか?
- ヨガを始めたのは57歳のころだと、2026年のインタビューで話しています。
食事が菜食になったのはそれから数年後で、2017年のインタビューでは「ここ2、3年はビーガン」と話していました。
年齢を理由に諦める必要はない、という良い例ですね。
- 鶴太郎さんは完全なヴィーガンを名乗っていますか?
- 今は名乗っていません。
2017年のインタビューでは「ここ2、3年はビーガン」と話していましたが、2023年には、家では菜食で、外では肉も魚も食べると話しています。
2026年のインタビューでは、動物性のものはふだんあまり取らないものの、外で食べるときや、食べたくなったときは食べると話しています。
ドラマのセリフを覚える時期は、消化に力を使わないよう動物性を控えるそうです。
お酒も強い意志でやめたのではなく、体が受け付けなくなったとのこと。
体の声を聞いて、いらないものを外していった結果で、我慢してやめたものは何もないそうです。
決まりで縛らず、合わないものが自然に離れていく。
私が9年続けている「おおむねヴィーガン」と同じ考え方です。
- 1日1食の生活は、40代以上でも真似できますか?
- 鶴太郎さんのルーティンをそのまま再現する必要はありません。
まずは夜遅い食事を控える、夕食を植物性中心にする、白湯を朝に飲む、といった「取り入れやすい一部」から試してみるのがおすすめです。
- 50代から食生活を見直しても、本当に変化を感じられますか?
- はい。
むしろ50代以降は、食べたものの影響を体が早く伝えてくれる年代でもあります。
胃もたれや疲れ、肌の状態などに変化を感じやすいので、続けるモチベーションにもつながりやすい時期です。
まとめ|50代後半からでも、食は変えられる

今回ご紹介した片岡鶴太郎さんの生き方は、
年齢に関係なく、自分を見つめ直すことができます。
食を変えることが、心と人生の質を変えるきっかけになるのです。
日本文化の中には、すでにヴィーガン的な知恵があります。
芸術や暮らし方にも、命を大切にする視点がにじんでいます。
ということを教えてくれました。
全部をいきなり真似する必要はありません。 でも、「ちょっと玄米を炊いてみようかな」「夕飯を動物性なしで作ってみようかな」といった小さな一歩が、大きな変化につながります。
“自分を丁寧に扱うこと”が、“他の命へのやさしさ”にもつながる。 それこそが、ヴィーガンの本質なのかもしれませんね。
【 参考文献・出典】
・ReHacQ「【田中渓vs片岡鶴太郎】人生の決断になぜ迷わない?」(YouTube・2026年8月1日公開)
・スポニチ「片岡鶴太郎、ヨガに目覚めた意外なきっかけとは?」(2023年11月6日)
・スポニチ「片岡鶴太郎 23時起床、4時間のヨガ、1日1食…」(2023年8月17日)
・日刊ゲンダイDIGITAL「片岡鶴太郎さんは人生100年時代を実践!」(2023年8月7日)
・日本農業新聞「食の履歴書」片岡鶴太郎さん(2017年6月18日)
・曹洞宗「五観の偈」

