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アラカン紳士さん、最近ちょっと疲れやすくて…
年を重ねても元気な人って、どうしてなのかしら?

おや、マダム
90代でも映画を撮り続けるクリント・イーストウッドをご存じですか?

まぁ、90代で!
どうしてそんなに元気なの?

本人いわく、毎朝出かけて
老いを自分の中に入れないのだそうですぞ
クリント・イーストウッドが90代でも映画を撮り続ける理由として、本人の言葉で確かめられる習慣は3つです。
毎朝出かけて「老いを入れない」こと、脂と甘いものを控えた食事、そして1970年代から続ける瞑想です。
イーストウッドは1930年生まれの96歳です。
94歳だった2024年には、監督作『陪審員2番』を公開しました。
イーストウッドはヴィーガンではありません。
それでも、果物と生野菜を食べて甘い飲み物を控える食事は、植物性を増やす「おおむねヴィーガン」と重なります。
この記事は、雑誌のインタビューや本人の発言だけをもとにまとめました。
- イーストウッドが87歳で語った「老いを入れない」という言葉
- 1991年のインタビューで語った食事の気のつけ方
- 1970年代から続ける瞑想と、その使い方
- 私たちが今日からまねできる3つのこと
クリント・イーストウッドとは?90代でも映画を撮り続ける人

クリント・イーストウッドは、俳優として70年以上、監督として50年以上映画に関わってきました。
90代になってからも、監督作を2本公開しています。

イーストウッドが世界に知られたのは、1964年の映画『荒野の用心棒』です。
多くを語らない流れ者の役で人気を集めました。
1971年からは『ダーティハリー』シリーズで、型破りな刑事ハリー・キャラハンを演じています。
寡黙で芯の強い男の役が、イーストウッドの代名詞になりました。

イーストウッドは1971年に監督デビューし、『許されざる者』(1992年)と『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で、アカデミー賞の作品賞と監督賞を2度受賞しました。
『グラン・トリノ』(2008年)や『運び屋』(2018年)では、自分で主演も務め、年を重ねた男の姿を描いています。

イーストウッドは91歳だった2021年に、映画『クライ・マッチョ』で監督と主演を兼ねました。
2024年には、陪審員が主人公の法廷劇『陪審員2番』を94歳で監督しています。
90代になっても新しい作品を撮り続けていることが、イーストウッドが「現役」と呼ばれる理由です。
クリント・イーストウッドの「老いを入れない」|87歳で語った毎朝の習慣

イーストウッドが元気の理由を聞かれて答えたのは、「毎朝起きて出かける。
そして老いを自分の中に入れない」という言葉でした。
言ったのは87歳のときで、そのあとイーストウッドは監督と主演を兼ねた映画を撮っています。
2018年、カリフォルニア州ペブルビーチのチャリティーゴルフ大会で、イーストウッドはカントリー歌手のトビー・キースと一緒に回りました。
映画『運び屋』の撮影が始まる2日前のことです。
87歳で映画を撮ろうとしているイーストウッドに、キースは「どうやって続けているのか」と聞きました。
イーストウッドの答えはこうです。
I just get up every morning and go out. And I don’t let the old man in.
(毎朝起きて、出かける。
そして、老いを自分の中に入れないんだ)
イーストウッドの言葉を聞いたトビー・キースは、その場で「Don’t Let the Old Man In」という歌を作ると決めました。
キースが急いで録音した歌は、イーストウッドに送られ、映画『運び屋』で使われています。
87歳の何気ない一言が、自分の映画の歌になったのです。

『運び屋』でイーストウッドが演じたのは、90歳の園芸家です。
公開された2018年12月、イーストウッドは88歳でした。
「老いを入れない」と話した数日後から、イーストウッドは監督と主演の両方をこなしています。
毎朝出かけるという習慣は、イーストウッドにとって仕事を続けるための土台です。
クリント・イーストウッドの食事|脂と甘いものを控え、果物と生野菜を

イーストウッドの食事について本人の言葉が残っているのは、1991年の雑誌『マッスル&フィットネス』のインタビューです。
イーストウッドが気をつけてきたのは、脂と甘いものを控えることでした。
1991年のインタビューで、イーストウッドはこう話しています。
I’ve never carried much body fat, but I’ve always been pretty good about watching my diet.
(体脂肪が多かったことはないが、食事にはいつも気をつけてきた)
当時のイーストウッドの医師ハリー・デモポウロス氏は、イーストウッドの食事を「脂肪が少なく、たんぱく質の多い食事」と説明しています。

同じインタビューで、イーストウッドは次のことを勧めています。
- 炭水化物、とくに甘いデザートを控える
- 果物と生野菜を食べる
- 甘い飲み物を避ける
- お酒は飲みすぎない
- 浴室に体重計を置く
どれも特別な食品を買わずに、今日の食事から始められることです。
イーストウッドはヴィーガンではありません。
息子で俳優のスコット・イーストウッドは、雑誌『メンズヘルス』で「父は朝食に鮭と玄米を食べる」と話しています。
おおむねヴィーガンの私たちと重なるのは、果物と生野菜を食べ、甘いものを控える部分です。
肉や魚を控えるときに足りなくなりやすいたんぱく質は、植物性の食品で補えます。
えんどう豆のプロテインで、植物性のたんぱく質を足した我が家の体験は、下記の記事にまとめています。
クリント・イーストウッドの瞑想|1970年代から1日2回

イーストウッドは1970年代から、超越瞑想(TM)という瞑想法を続けています。
2009年のインタビューでは、今も1日2回続けていて、撮影中はとくに欠かさないと話しています。
イーストウッドが瞑想について初めて人前で話したのは、1975年のテレビ番組『マーヴ・グリフィン・ショー』です。
瞑想法を広めたマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーと一緒に出演しました。
超越瞑想は、目を閉じて心の中で短い言葉(マントラ)を唱える瞑想法です。
1960〜70年代のアメリカで、俳優や音楽家のあいだに広まりました。

2009年、雑誌『GQ』のインタビューで、イーストウッドは瞑想についてこう話しています。
It works great. Because it just gives you a chance to gather your thoughts.
(とてもよく効く。
考えをまとめる機会になるから)
イーストウッドにとって瞑想は、気持ちを落ち着かせるだけでなく、考えをまとめる時間です。
撮影中は欠かさないとも話しています。
同じく超越瞑想を続けた映画監督のデヴィッド・リンチは、「イーストウッドは私より長く瞑想している」と話しています。
リンチが瞑想を始めたのは1973年です。
2010年には、退役軍人の心の傷(PTSD)を瞑想で支える活動に、イーストウッドもビデオで参加しました。
クリント・イーストウッドに学ぶ、私たちが今日からまねできる3つのこと

イーストウッドの3つの習慣は、どれも特別な道具やお金がいりません。
毎朝出かけること、果物と生野菜を食べて甘いものを控えること、静かに座る時間を持つことです。
イーストウッドの「毎朝起きて、出かける」は、遠くへ行く話ではありません。
家の前を歩く、ゴミを出しに行くついでに少し回り道をする、それだけでも「出かける」になります。
朝の光を浴びながら歩くなら、日焼け止めも忘れずに。
動物実験をしていないヴィーガンの日焼け止めは、下記の記事にまとめています。
イーストウッドが勧めた食事は、何かをやめる話より「足す」話から始められます。
いつもの食事に、果物か生野菜を1品足します。
甘い飲み物は、水やお茶に置き換えます。
足すのは1品、控えるのは飲み物から、と決めると続けやすくなります。
野菜を毎日の食卓に増やす方法として、野菜の宅配を使う手もあります。
我が家の体験は、下記の記事にまとめています。

イーストウッドの超越瞑想は、決まった指導を受けて習う瞑想法です。
習わなくても、イーストウッドの言う「考えをまとめる時間」は、静かに座るだけでつくれます。
朝か夜に、テレビやスマホから離れて、数分だけ座ります。
頭に浮かんだことを、そのまま眺める時間にします。
Q&A よくある質問|クリント・イーストウッドの健康法

- クリント・イーストウッドはヴィーガンですか?
- いいえ、ヴィーガンではありません。
息子のスコット・イーストウッドによると、朝食に鮭と玄米を食べています。
イーストウッドが食事で気をつけているのは、脂と甘いものを控え、果物と生野菜を食べることです。
- ネットで見かけるイーストウッドの長い名言は、本人の言葉ですか?
- 確かめられないものが多くあります。
「Every day when I wake up, I don’t let the old man in」で始まる長い文章も出回っていますが、元のインタビューは見つかりませんでした。
本人の言葉として記録が残っているのは、トビー・キースに答えた「I just get up every morning and go out. And I don’t let the old man in.」の短い一言です。
おわりに|クリント・イーストウッドに学ぶ、年齢を理由にしない毎日

イーストウッドが90代でも映画を撮り続けている習慣は、毎朝出かけること、脂と甘いものを控える食事、静かに座る時間の3つでした。
どれも、特別な食品や道具がいりません。
完璧にやろうとしなくても、明日の朝に外へ出るところから始められます。
明日の朝は、玄関を出て少し歩き、イーストウッドのように「老いを入れない」一日を始めましょう。
参考・出典
・Saving Country Music「Toby Keith’s ‘Don’t Let The Old Man In’」(2019年1月31日)
https://savingcountrymusic.com/toby-keiths-dont-let-the-old-man-in/
・Eat This, Not That!「3 Eating Habits Clint Eastwood Swears By to Feel Amazing at 92」(2022年6月21日)※1991年『Muscle & Fitness』のインタビューと、『Men’s Health』でのスコット・イーストウッドの発言を引用
https://www.eatthis.com/clint-eastwood-eating-habits/
・Far Out Magazine「Transcendental meditation: the unique practice that connected David Lynch and Clint Eastwood」(2025年1月17日)※1975年『マーヴ・グリフィン・ショー』、2009年『GQ』、デヴィッド・リンチの発言を引用
https://faroutmagazine.co.uk/transcendental-meditation-unique-practice-connected-david-lynch-clint-eastwood/

